定期試験について – 成長の道標を明確に
当連盟では、武術を体系的な教育カリキュラムとして捉え、生徒の成長を確認し、
次の段階へ進むための指標として、指導カリキュラムに基づいた「定期試験」システムを導入しています。
この試験は、単なる技術のテストではなく、日々の練習への取り組み、礼節、そして精神的な成長の進捗度を評価するものです。
1.定期試験の全体構成と各試験の目的
生徒は、入会から順に第1次、第2次、第3次と試験を受け、最終的に連盟の指導員資格へと向かう進級の道筋が明確になっています。

2.各試験の試験項目と評価のポイント(概要)
○第1次定期試験(入門:習得と完遂を重視)

○第2次定期試験(基礎習得:正確性と応用)

○第3次定期試験(応用:難易度と安定性)

○第4次定期試験(応用:表現力と選択)

※第5次定期試験以降は記載省略しています。
○評価基準について
当連盟の定期試験では、以下を総合的に評価します。
- 技術(技):動作の正確性・武術性、難易度の高い技術への挑戦。
- 身体(体):柔軟性、体力の向上。
- 精神(心):礼節、完遂力、集中力の持続。
各生徒の個性と成長に合わせた指導を行うため、詳細な評価内容は担当指導員から個別にお伝えし、個別成長計画(IDP)に反映されます。
3.套路の採点基準:国際基準に基づく10点満点
当連盟の套路の採点には、当連盟独自の採点基準と、国際的な武術協議会で用いられる厳格な評価基準を導入しており、指導の透明性と専門性を確保しています。
採点は、10.00満点からの減点方式を採用しています。
これは、「完璧な演武」を目標とし、発生したミスの内容と数に応じて減点していくという、高いレベルの正確性を求める評価方法です。
套路の最終得点は、以下の3つの評価軸の合計10.00点満点から、規定に基づき減点計算されます(小数点第2位まで判定)。

この厳格な評価基準を導入することで、生徒の皆様には世界レベルの基準に触れていただき、高い目標を持って稽古に取り組んでいただきたいと考えております。
連盟から保護者の皆様へ
成長スピードには個人差があります。
大切なのは、周りの生徒との比較だけではなく、「前回の自分より成長しているか」です。
私たちは、技術指導を通して、生徒の皆様が自身と目標を持つことを全力でサポートいたします。
日本少林武術連盟
Japan Shaolin Wushu Federation
皆様のご入会をお待ちしております。
電話番号 : 080-4661-8650
メールアドレス : japan.shaolin.wushu@gmail.com

