少林拳とは

少林拳は、中国河南省にある「少林寺」を起源とする、最も歴史ある武術の一つです。

「天下の武術は少林より出ず」という言葉があるように、少林拳は中国武術の多くの流派に影響を与えたとされ、その技術体系は非常に奥深く、広範です。

①豊富な型(套路/とうろ)

自然界の動物(虎、蛇、豹、猿、鷹など)の動きや、人間の様々な状態(酔拳、羅漢拳など)を模した型が数多く存在します。
これらの型は、単なる演武ではなく、実践的な技術、体の使い方、呼吸法、そして精神の鍛錬が凝縮されたものです。

②実戦性と護身

その型の一つひとつには、攻防一体の技が秘められています。
素早い動き、強力な打撃、投げ技、関節技など、多様な技術を含み、いざという時の護身術としても非常に有効です。

③心身一如の追求

少林拳の修行は、肉体的な強さだけでなく、精神的な集中力、忍耐力、冷静さを養うことを重視します。
型を反復し、呼吸を整えることで、心と体のバランスを整え、内なる平静と活力を生み出します。

④健康増進と活力

全身を使った運動は、筋力、柔軟性、バランス感覚、持久力を高めます。
また、気の流れを意識した動きは、血行促進やストレス解消にも繋がり、長期的な健康維持にも貢献します。

少林拳は、単なる格闘技ではありません。
それは、身体能力の向上、精神力の強化、そして東洋の哲学に触れることのできる、総合的な人間形成の道なのです。
武術を通して、新たな自分を発見し、内なる可能性を最大限に引き出してみてはいかがでしょうか。

日本少林武術連盟
Japan Shaolin Wushu Federation

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